自己破産をしても過払い金は返ってくる?
自己破産は自分が持つ借金を全て帳消しにしてもらうための手段であり、裁判所に対して申し立てをすることで制度の利用をすることになります。
これが成功すれば現段階での借金が全て無くなるわけですから、それこそ自力では再起不能な状況に陥ってしまっている人にこそメリットが大きいものとなってくれることでしょう。
ただここで少々勘違いしないようにしたいのが「自己破産をしても過払い金が返ってくるわけでは無い」ということです。
過払い金、過去の貸金業者が法律を悪用することで横行していたグレーゾーン金利による貸し付けによって生じた払い過ぎた利息は当然、返還されなくてはならないものです。
消費者金融などは「契約者が納得したうえで自発的に返済していたのだから返す必要はない」と主張していましたが、そうした主張は通らないとして判断が下されています。
そもそも不法行為によって得た利益なのですから、それを返すのは当然のことでしょう。
そのため「自己破産をすると過払い金が返ってこなくなる」というわけではないのです。
では返ってくるわけではないというのはどういうことかというと、これは自己破産は「債務を免除してもらう」ことが目的になっているからというのが理由になります。
裁判所に対して申し立てるのはあくまでも申し立て時点で有している債務の一切を免除してほしいということであり、払い過ぎたお金を返してほしいということではありません。
そのためこの手続きを行っただけでは過払い金を返してもらうことはできないわけです。
ではどうするべきかですが、これは別途返還請求をかけることが必要になります。
返還請求の際にはこれまでの契約の内容とそこで支払われた金額を確認できる書類を業者に発行してもらうことになりますが、この書類を用いて本来の法律に基づく利率で返済した場合はいくら支払えば良かったのかを割り出すのです。
この作業は引き直し計算とも呼ばれていますが、この引き直し計算をしなくては果たして自分が本当に払い過ぎていたのか、払い過ぎていたとしていくら返してもらえるのかがわからなくなってしまいます。
こうした作業に関しては弁護士などが広く請け負うようになっていますから、自己破産を行う際には併せて過払い金の有無の確認と、確認された場合には返還請求をしてもらうようにしましょう。
もし払い過ぎたお金が返ってくれば任意整理で済む可能性もあるわけですから、こうした作業はしっかりと手順を考えて行うようにしてください。
債務整理の費用相場はどれくらい?
自己破産:40万前後
個人再生:30万前後
任意整理:10万円前後
- 匿名無料で利用OK
- 借金がいくら減額できるか診断
- 改善方法を即日アドバイス
⇒無料シミュレーターを試してみる!
弁護士事務所を選ぶポイント
事前に聞くべき事
初期費用・総合費用・支払い方法- 具体的な解決策
- どういった手順で進めていくか?
無料相談できる弁護士事務所|電話・メールで24時間365日OK
- 相談無料
- 24時間365日、土日祝も受付
- 全国対応
無料相談はこちらのボタンからできます↓
>>その他の弁護士事務所はこちら
借金にも時効がある!?
思い当たる方は、まず一度無料相談を利用してみましょう!
↓無料WEB相談・お問い合わせフォームはこちら↓