母子家庭で自己破産するとどうなる？再婚するときに影響は？
子供が小さくて目を離せない、働きに出ることが難しい、借金が膨らんでしまっているが身内には頼れない、そんなシングルマザーの方は自己破産を検討してみましょう。母子家庭では破産手続きを行えないという決まりはありません。自己破産する理由は重要です。生活に不必要な高級品を買った、パチンコやスロットなどのギャンブルが原因だと、免責が下りない可能性が高いです。浪費やギャンブルが原因でも、裁判官によっては考慮してくれる場合もありますので、まずは破産宣告手続きをしてみることです。
自己破産をするためには、弁護士を雇う費用が必要になりますが、母子家庭でそのお金を調達するのは難しいと思います。そんなときは、国の法律扶助を利用しましょう。この制度を利用すると、破産宣告手続きにかかる費用を立て替えて貰えます。国が立て替えた費用は、分割払いで毎月返していくことになります。その金額は約3 000～5 000円と返しやすい金額になっています。
自己破産では様々な噂が流れていますが、そのほとんどはデマです。子どもの学校や幼稚園に知られてしまう、戸籍に破産したことが記載されて結婚や、進学に支障が出る、会社を辞めさせられるなどです。子どもの進学や就職、結婚に影響が出るなどと言われていますが、これもデマです。お子さんの将来には何にも影響しませんので、安心してください。周囲に知られてしまう原因は自分から破産のことを話してしまうのが主な原因です。破産をしたと話すことはありませんが、どうしても伝えておきたい場合は信頼のできる家族や友人のみに留めておきましょう。
自己破産後は、ローンが組めないうえに、クレジットカードが使えなくなります。また、携帯電話やスマートフォンを割賦契約もできなくなります。車のローンも組めなくなりますが、現金一括購入であれば携帯電話や車の購入は可能です。信用情報が0になりますので、新たに信用度を積み直さなければなりません。この積み直しが大変ですが、そこはコツコツと実績を作っていくしかありません。
個人の信用情報は5～10年はブラックリストに掲載されます。このリストに掲載されている期間は、消費者金融、銀行の審査に影響します。また、ブラックリストに掲載されてしまうと、闇金やソフト闇金からのダイレクトメールが届くようになります。ブラックOK・どんな人でも貸しますと言うような宣伝文句が書いてありますが、違法な金融業者なので絶対に利用しないでください。
債務整理の費用相場はどれくらい？
自己破産：40万前後
個人再生：30万前後
任意整理：10万円前後
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